アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

by ohtake-j-fox

実はファンタジー『ゾンビーノ』

「この手の映画、好きな人は好きだよねー」ってそれは私のことです。なかなかのヒットでした。

「放射能の影響で、突然死者という死者が蘇り、人間を襲いはじめ、ゾンビ戦争が勃発。そこでゾンビをなんとかしなくてはと、ゾムコンという会社が『ゾンビの首に付ければ人間を食べたい気持ちを抑えられる』という首輪を開発する。そのおかげで、ゾンビ戦争は終末を迎えた。今や人間のペットとしてゾンビは欠かせないものとなりつつあった。この映画の主人公ティミーは、始めは生きているのか死んでいるのか謎のゾンビに疑問を持っていたが、お母さんが買ってきてくれたゾンビを家族の一員と考え改め「ファイド」と名付ける。ティミーとファイドはやがて親友に。しかし、ファイドは、首輪が壊れて隣に住むお婆さんを食べてしまう…。」

この映画の原題でもある「ファイド」という名前は、アメリカではよく犬などに付ける名前だそうです。全体の流れは、ティミーのペットがゾンビではなく、犬だったとしても普通にありそうな子供向け映画です。表情豊かなファイドも愛らしいです。
美術も一見「ステュアート・リトル」かと間違えそうなほどかわいらしい雰囲気。洗練された美術ではないけど、昔のアメリカ風で、カラフルでポップなインテリアや衣装が楽しめます。そこになぜかいきなり日本テイストまで盛り込まれている部屋もあったりして「美術、やり過ぎじゃ…?」ってつっこみたくなるけど、最初からつっこまれる前提の確信犯なので良しとします。

でもやっぱり基本はゾンビ映画なので、昔のゾンビ映画へのオマージュなのか、ゾンビ映画のお決まりなのか、鉄格子越しにたくさんのゾンビが襲いかかってこようとするシーンが出てきたり、グロいシーンもなかなかあります。やっぱり子供には向いてないです。ファイドがおばあさんを食べちゃっても「あーあ」みたいなやや軽いノリ。ゾンビ殺しをボーイスカウトのように習っている小学生がいたり、死んでしまったお父さんをゾンビとして飼いはじめて「前よりやさしいの、パパ」って言いながら首に縄をつけてお父さんを引っ張っていたり… ブラックジョーク満載。好きです、そんな下品な私ですみません。
そういえば、ティミーのお母さんが、マトリックスのトリニティー役の人だから、綺麗すぎて笑えます。

あるフリーペーパーで、フィギュアイラストレーターのデハラユキノリさんの連載を読んだら、すごく面白かったです。
彼は、小さいときに観たゾンビ映画にかなりの衝撃を受けたらしく「ゾンビ映画はかっこいいもので、キョンシーのものまねをしている同級生のことは下に見ていた。その頃から内蔵が飛び出した絵ばっかり描いていたから、女の子に怖がられた」って書かれていました。そんな男の子、怖がられて当然だけど、ゾンビ映画がかっこいいって気持ちは分かります。だって、なんかロックだけど、ポップなんです。ポスターとかやけにかっこいいし(ゾンビーノのポスターも最高)
思わぬところで、思わぬ人に共感できて嬉しかったです。デハラさんのグロくて笑える作風が、ゾンビの影響だったとは…。

ゾンビーノはかっこいいよりかわいい寄りですが、パンチの効いた子供大人(?)向け映画です、ぜひ!!
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by pop-cult | 2009-05-31 11:11 | ホラー映画