アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

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「ファンタジア」つながりで、メアリー・ブレアやストーリーをつくるベースの話など。

ディズニーアニメの代表的な作品「ファンタジア」を観ました。これは映画というよりミュージックビデオ、でもミュージックビデオっていうよりもっともっとアートな映像です。クラシック音楽に合わせてディズニー特有の緩やかなフォルムのアニメーションが、音のストーリーに合わせて展開していきます。…と、書いてみたものの、うまく説明できないのですが、言葉のないクラシックに、こんな壮大なストーリーがあるものかと、とにかく作曲家の想像力と表現力に驚かされました。ディズニーの発想力にもやはり感心したし、アメリカで公開されたのは1940年というのだから、そんな昔にこの完成度は襲撃です。クラシックをあまり聞かない私にはちょっと早すぎたかもしれませんが、歴史に名を刻む映画は、時間が経とうがパワーは衰えぬ!といった感じです。

先月SCHOLEメンバーと見てきた「メアリー・ブレア展」でのコンセプトアートを見ていても、同じことを感じました。ファンタジア以外にも、ピーターパンや、イッツ・ア・スモールワールドが特に素晴らしかったです。あの空間にいるだけで幸せになれました。時間があったらもう一度見に行きたいくらいです。


そもそも、「ファンタジア」を観てみようと思ったきっかけは、ACIDMANの7枚目のアルバム「A beautiful greed」に収録されている「ファンタジア」という曲が大好きだったからです。ACIDMANの歌詞はいつも感覚的に受け止めているから、深いところまで完全には分からないけど、そのストーリーに込められているささやかだけど大事なメッセージを読み取るのが好きです。「ファンタジア」には月の頭をした老人がストーリーテラー的な感じで登場して、曲調はキラキラしていてあたたかいけど、どこか死を感じさせる切ない内容です。(←もちろん私独自の解釈ですが)

1枚目のアルバムからずっと好きで聴き続けていますが、実は7枚目にして一番好きなアルバムです。アーティスト写真の衣装も、Tシャツよりスーツの方が音楽性に合っていると思うし、ジャケットもキリム(トルコの織物)を使っていて、色も赤っていう強い色を使ったのが意外でとくに気に入りました。欲望(greed)=熱を感じる赤、美しい(beautiful )=織られたキリムのあたたかみと糸の繊細さという雰囲気が出ていて、中身だけではなくてビジュアル面でもとても好きなんです。案外大切。
歌詞にジャケットに魅力は沢山あるけど、一番の魅力は相変わらずの凝ったアレンジで、歌詞だけではなく、曲の展開そのものにストーリーを感じます。一曲一曲がショートフィルムのよう。


先月発売のベースマガジン9月号がACIDMANのベースの佐藤さんが表紙ということで、ベースの専門知識ゼロだけど、佐藤さんの話はしっかり読みたくて購入してみたのですが、やっぱり彼の話は興味深かったです。「曲に対して(ベースの)フレーズを良しとするOKラインは始めから終わりまでの良いストーリーが出来上がってから」という話と、「(ベースで)ひとつの短編映画みたいなストーリーを作るっていうのが理想」という話を読んで妙に納得しました。佐藤さんならではの発想が素敵です。そういう意識が音に反映されているだなあ、と。

ちなみに佐藤さんが作ったというインストの「ucess」という曲のPVがあるのですが、これもかなりファンタジーな世界観で驚きました。油絵っぽい質のアニメーションで、登場するモチーフが鍵、女の子(っていうか歯茎)、鳥かご(羽が生えているように見える)、森など、可愛いんだけど、映像は常に煙が立ちこめていたりややブラックな雰囲気で、私の大好物でした!

ひとつの記事に詰め込みまくりですが、ディズニーの「ファンタジア」、現代美術館の「メアリー・ブレア展」、ACIDMANの7枚目のアルバム「a beautiful greed」と、「ucess」のPVが収録されているDVD「scene of “a beautiful greed ”」、とてもとてもおすすめです。
暴走の長文をおつきあいくださって、ありがとうございました。
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by pop-cult | 2009-09-09 23:31 | 主にACIDMAN(音楽・ライブ )