アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

by ohtake-j-fox

セドリック・クラピッシュ監督の映画

フランス人のセドリック・クラピッシュ監督の映画がすごく好きです。
フランス映画が特別に好きなわけではないけど、この監督の映画だけはハマって全部見てみました。「フランス映画=お洒落で難解」って、私の勝手なイメージを壊してくれました。

最初の出合いは、テレビで『パリの確率』を見かけて、天井から砂が降ってるし、なんだこれは!?って気になって見てみたら面白くて。主役のロマン・デュリスのかっこよさも手伝って(?)他の作品もみるしかないとどんどん見ていきました。
そーいえば、ロマン・デュリスは美大生のころ、クラピッシュ監督たちが『青春シンドローム』のキャストを探していて、街でスカウトされたことがきっかけで俳優になったらしい。すごい出会いだ!!

なんと言っても一番好きなのは『猫が行方不明』です。
大きな事件があるわけでもなく、全体的にはたんたんとした内容だけど、ブラックな笑い(多め)と温かい笑い(少なめ)があって、最後は「探していた物は案外身近にあるのかも!」というような意外に深いメッセージがあったりして。
登場人物はみんな何かしらクセがあって、いちいち言動が面白い。私が映画を見た時に気になるものの一つが「脇役のセンス」だけど、この監督の作品は主役がいないと言っても過言ではないんじゃないかな。とにかく人の描き方が最高。
『スパニッシュ・アパートメント』も『ロシアン・ドールズ』も『百貨店大百科』も主役を取り巻く周りの面白さが光ってます。もちろん主役も最高におかしいんだけど。

あと、この監督の映画を観てると、全体的に「街」にインスピレーションを感じて作ってるのかな?と思います。「街」と「自分(主人公)の周りの人たち」がいつも作品の「核」になってるのかなと。
私もよく街とか人の絵を描きます。自分が住んでいる街、友達や家族、街で見かけた人、そういったものからインスピレーションをうけます。それはとくに綺麗だったとか、楽しかったとか特別なことじゃなくて、ただの毎日なんだけど、気がつくと自分に染み込んでる感覚だったり、見慣れてしまってるけどほんとはおかしなことだったり。もう理解したつもりになってる人のちょっとした言動に驚いたり。そういう日常の小さな「!?」に焦点を当てて作品を作ることが多いです。クラピッシュ映画を観ていると、そんな自分の作品との共通点を感じます。

またこの監督が凄いのは、例え笑えない日常でも笑ってしまおう的な精神が色濃くでてるんです。ただのコメディ映画とは思ったら間違い。生きて行く上で勉強になってたりします。

場所は「パリ」と「東京」で全然違うけど、人間もフランス人と日本人で遠いけど、視点に共通点を見つけたセドリック・クラピッシュ映画。大好きです。
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by pop-cult | 2007-07-11 22:53 | 外国の映画