アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

by ohtake-j-fox

アートなファンタジー映画『ラビリンス』

最近ブームに乗っかって、ファンタジー映画ばかり観てるけど、やっぱり古いファンタジーは今のファンタジーにはない良さがある!って思ってます。『マペットの創始者』と言われているジム・ヘンソン監督の「ラビリンス 魔王の迷宮」は手作りマペットのキャラクターが沢山登場する、まさに古き良きファンタジー映画!!それに製作にスター・ウォーズのジョージ・ルーカスもいるから面白いに決まってます。(ちなみにジム・ヘンソンはセサミストリートとか作った人です)
出会いは、私がまだ小学生の頃に同級生に奨められて観て、すぐに気に入って、その奨めてくれた友達と一緒に演劇クラブの脚本を作ったほどでした。実際、劇でラビリンスをやるなんて無理があるし、そもそも小学生が書いたものなんてグダグダで、劇自体は全然ダメだったけど…。そんな小学生を熱くさせるエンターテイメントであり、大人になってから観ても楽しめる、そんなファンタジーアドベンチャー映画です!!

話はいたってシンプルで、一言で言ってしまえば魔王が連れ去った弟を取り返しに、少女が迷宮を冒険していく話です。その主役の少女サラ役がジェニファー・コネリー。今みると若い!最近だと「ブラッド・ダイヤモンド」に出てて、たくまましい大人の女性って感じだったけど、ラビリンスでは、あどけなさと強さが共存しててこの映画の主役にぴったりだと思います。それでも当時まだ子供だった私にはサラはすごく大人にみえて、ファンタジー映画の主役が「ちびっこ」ではない所も気に入った理由の一つになってました。
で、そのサラに恋をして弟を連れ去る魔王のジャレス役があのデヴィッド・ボウイですよ。斬新口!監督ははじめからジャレス役はロックスターを使おうって思ってみたいで、でもボンジョヴィとかじゃなくてほんと助かった(ごめんなさい)グラムロックの人の化粧とか服の雰囲気が、すでに人間ばなれしてるから魔王役とかもうほんと似合っちゃう。変なタイツもオウムみたいな髪型もセクシーでかっこよく見えるから不思議なものです。異様なビジュアルがこの映画にはすんなりはまるんですね!ゴブリンたちと歌って踊るポップなシーンもあり、エッシャーの絵の中のような階段地獄でのちょっと恐いシーンもあり、色んなデビッド・ボウイを見れます。

あとサラを助ける脇役マペットたちも、みんなどこか不完全なんだけど一生懸命で、愛すべきキャラクターばかりです。みんな実は、サラの部屋にあるぬいぐるみとか人形が姿を変えて出てきてるっていうのも、夢なのか現実なのか謎を残してる感じでわくわくポイントが高い演出です。それにジャレスの手下であるゴブリンたちも、一応悪役なんだけど、恐くないしおっちょこちょいだし、笑わせ担当になってます。ゴブリンシティの美術も、ディズニーランドのスプラッシュマウンテンのダークサイドって雰囲気。その他のセットも、古いからすぐセットって分かるつくりなんだけど、迷路の場所によって雰囲気がかなり違っていて相当時間とお金をかけてこだわって作ってるんじゃないかと思います。CGに頼ってないよさがあります。アートなものに興味ある人、自分でも制作している人は、美術的にもかなり楽しめるはずです。ちなみにDVDの特典映像でも少し見られる、コンセプチュアルアートのイラストもちょっと無気味なかわいさで映像とはまた違う良さがあって必見です。

これから色んなファンタジー映画が沢山公開を控えてて、きっとCGもお金もすごーくかけてる映画ばっかりだろうなって期待しつつ、私の中で不動の地位のラビリンスを超える映画はあるのか、今から楽しみにしています。
b0112607_1520217.jpg
b0112607_15201892.jpg
b0112607_15203878.jpg

[PR]
by pop-cult | 2007-08-31 23:20 | 70s・80sファンタジー