アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

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カレル・ゼマン「悪魔の発明」を感じる絵

なぜか目が離せなくなってしまい購入した絵があります。ボタニカルアートっていうらしい昔の博物画です。1849年、フランスのシャール・オルビニーという人が『自然科学史』という本の挿し絵で描いていたものみたいです。石版に後から手彩色しています。古いものだし手彩色だし、この爽やかさのかけらもないイルカ…。不思議な魅力を感じてしまい、何ヶ月か前に購入して、まだ額は捜せずにいます。

この絵を見てると思い出すのがカレル・ゼマンの「悪魔の発明」って映画です。カレル・ゼマンは、チェコのアニメーション作家で、全然詳しくないんだけど、前に何本か見たことがあります。彼は映画をたくさん撮ってるみたいだけど、どれも手法が様々でコマ撮りのアニメやら、実写とアニメが混ざったものやら、切り絵だったり、表現の幅が広い人みたいです。中でも「悪魔の発明」の内容はさておき、映像の質感がとにかくツボで、実写なんだけどセットが不思議で、背景がカキワリなのか奥行がなくて、家具とかも立体感がなくて、謎の世界観にやられてしまいました。
このイルカの絵は、その不気味で独特な世界観が似ているところが気に入ってしまいました。このイルカの生死は不明だし、後ろの船には誰が乗っているのか、このイルカに何があったのか、やはり悪魔の発明が!?(無理矢理)そんな想像が頭を巡ります。

作者が何を考えてこの絵を描いたかは謎のままだけど、物語を感じさせる絵って魅力的だなって思いました。これを機にカレル・ゼマンの他の映画も見てみようと思います。

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by pop-cult | 2008-04-23 01:05 | アート・おもちゃ etc.