アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

by ohtake-j-fox

タグ:ウェス・アンダーソン ( 11 ) タグの人気記事

大好きなアメリカ人映画監督、ウェス・アンダーソンの最新作「ムーンライズ・キングダム」が2月の8日についに公開されます!もう、とっても楽しみすぎるので、彼が監督したこれまでの映画をこのブログで振り返ろうという、オタク企画を勝手に計画。雑に、独りよがりに全作品解説します!
お好きな方がいましたら、一緒にもり上がりましょー!!

『アンソニーのハッピーモーテル』(1996)
長編デビュー作品。ウェス作品の常連である、昔からの友人という、オーウェン・ウィルソンと共同脚本です。お兄ちゃんのルーク・ウィルソンが主演で、オーウェンは準主役という感じです。
ウェスを好きになってから観たので、ウェス特有のステキ美術がまだ無いので、ガッカリしてしまった作品。でも空気感はやっぱり良いです。

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『天才マックスの世界』(1998)
これがウェス作品の中で一番好きって人も実は多いのでは?という隠れた名作。ませたガキンチョが学校の先生を本気で好きになって大人とガチバトルという笑っちゃう話です。またこの映画のサントラも最高です。ビル・マーレイ好きな方も絶対観ないと!

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『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
この映画でウェスとオーウェンはアカデミー賞脚本賞にノミネートされたこともあり、代表作。私はこの映画で知りました。一番好きです。ロイヤルさんというろくでもないお父さんが、バラバラになった家族を取り戻すべく、自分はもうすぐ死ぬと嘘をついてしまうお話。最初はとにかくどこで切り取っても素晴らしく絵になる美術や衣装に注目して好きになりましたが、後からじわじわとストーリーの良さにも気づいて、更に好きになった作品です。すべてが名シーンです。

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『ライフ・アクアティック』(2004)
再びビル・マーレイ主演。ビルは映画監督の役で、チームのみんなと海に関するドキュメンタリーを製作しているという話。「ロイヤル〜」同様、家族のごたごたと、海、海賊、架空の魚も登場します。最初はピンとこなかったけど、何度か観ているうちにとても好きになりました。デヴィッド・ボウイの音楽もいい。チームの制服(良い大人がみんなお揃い)も熱いです。

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『ダージリン急行』(2007)
私が一番好きな俳優エイドリアン・ブロディがウェス作品初参加で、個人的に最高にもり上がった作品。インドに逃亡してしまった母親に会うために、長男が勝手に兄弟3人のインド旅行を計画、表向きは“兄弟の絆を深める心の旅”と言う長男に、振り回されたり振り回したりの男3兄弟の話です。
いまいち、という声もちょこちょこ聞きましたが、私は大好きな1本です。ウェスの笑いのセンスは最高だと確信しました。なんだかんだエイドリアン出演の映画の中でこれが1番好きです。

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『ファンタスティック・Mr.FOX 』(2009)
ウェス初のストップモーションアニメ。キツネの家族が人間と戦っちゃうお話で、原作は「夢のチョコレート工場」のロアルド・ダール、ちょっとブラックユーモアが効いていてウェスらしい話です。今までの実写映画に比べると、ストーリーそのものはいまいちですが、とにかく映像だけで楽しめます。キツネやその他の動物達がかわいすぎます…。

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そして公開を控えている『ムーンライズ・キングダム』

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このポスター、ほしいです…
今回はボーイスカウトの少年が主人公で、駆け落ち?家出?しちゃうとか?髪を盛ってるブルース・ウィルスに、エドワード・ノートン、そしてビル・マーレイ!楽しみすぎます。観たらまたこのブログに書きます!面白いといいな…。
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by pop-cult | 2013-02-06 13:28 | 外国の映画
「ロイヤルテネンバウムズ」「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督の初のストップモーションアニメ『ファンタスティックMr.FOX』を観ました(3月に映画館で観ていながら、感想をメモして放置していました…)実はいつ公開されるのかとだいぶ前から楽しみにしていた1本です。

「盗みが大好きなお父さんキツネは、恋人(恋キツネ)の妊娠をきっかけに盗みを卒業すると約束し、結婚する。そしてある時、今までの穴蔵暮らしから、憧れだった木の暮らし(一軒家ならぬ、一本木!?)を手に入れる。子供も成長し、幸せな日々を送っているはずだったが、その木は実は訳あり物件で、近くにはキツネを執拗に嫌う3人の人間の工場が建っていたのだ。関わってはいけないと分かっておきながら、盗みの誘惑に負けたお父さんキツネは、危険な3人の工場へ盗みに向かうのだった…。」

原作は「チョコレート工場の秘密」のロアルド・ダール。読んだことはないので、もっとファンタックなお話かと思ったら、ダメな大人のごたごたっぷりがまさにウェス・アンダーソンの世界でした。でも「チョコレート工場の秘密」も「ファンタスティックMr.FOX」も少々、いや、けっこう?のブラックユーモアという点では共通しているので、それがダールさんの味なのかな、と解釈しました。

期待していた映像のかわいさは、もう期待以上!!キツネや他の動物達の“子供向けすぎない、ちょっとリアルなビジュアル”がツボでした。着ている洋服も最高にかわいいし、どの場面、どのシーンを切り取っても必ずかわいいという奇跡…。もうウェスの世界が大好きだ!!と叫びたくなりました。どうしてフィギュアとかないの!?もうアメリカに行かなきゃダメなのかしら…って考えてしまうほど。
アニメになって、すべてを1から作りあげることで、ウェスの隅々までこだわって独特のビジュアルを生み出す才能をさらに開花させたと言っても大袈裟ではないと思います。それに絶対原作にはないはずの、キツネたちが集まってヨガをするシーンなんてものもあって、微笑ましくて大好きでした。

そんなわけで映像的には大満足の映画でしたが、それと比べてしまうと話そのものはまあまあといったところでした。もちろん、ところどころ笑ってしまうし、全体的には好きだったのですが、今までの人間が出てくる実写の映画と比べてしまうとどうしても順位は下…。なんでかなー?と後から考えてみた結果、一番大きな原因は「表情と動き」だと思いました。
今までの実写映画の好きなシーンを振り返ると、必ず俳優たちの微妙な表情とか、独特な動きが面白くて好きだったんだな〜と気がつきました。それがコマ撮りアニメの人形になってしまうと、やっぱり伝わりにくいんです。人形なりに色んな表情を見せてくれるし、ウェス監督の独特な“間”を持たせる演出を所々感じるけど、何となくしっくりこなくて「ん?」と思ってしまった箇所がいくつかありました。
そう思うと、確かにウェス監督の映画の常連俳優って、ビル・マーレイや、ジェイソン・シュワルツマンって、表情で笑わせる演技が特徴だよなー、なんて思ったりして、その良さが隠れてしまうのはもったいないと思ってしまいました。

そんなビル・マーレイはウェス監督とはほんとに仲良し?なのでしょうか、こんな制作現場でお手伝いしている写真を見つけたので載せます。なんだかかわいい写真で気に入ってます。もちろん声優として出演もしているので注目です。ちなみに一番好きだったキャラクター、息子のアッシュの声はジェイソン・シュワルツマン。純粋に上手いです。声が年齢不詳です。
ウェス監督の映画はものによって、はじめはピンとこなくても観れば観るほど良さがにじみ出てくるスルメ方式の場合もあるので、DVDになったら再チャレンジしてみようと思いました。

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by pop-cult | 2011-06-29 22:05 | アニメーション
エイドリアン・ブロディと菊地凛子が共演のコメディ映画ということで、日本ではいつ公開されるのか楽しみにしていたら、結局公開はされずDVDになっていたので借りてきました。

『孤児のブルーム兄弟(兄マーク・ラファロ、弟エイドリアン・ブロディ)は、親の愛情も贅沢も知らずに育ったため、同級生のお金持ちの子供に嫉妬していた。ある日そんなお金持ちの子供たちを騙してお金を儲けようと、兄は弟が主演の「詐欺物語」を作成する。弟は見事に兄が作った「役」になりきって作戦は成功。その日以来二人は詐欺のプロとなった。今は無口な日本人の女性詐欺師(菊地凛子)と組んで活動しているのだが、弟はいいかげん兄が作った「役」になって女性を騙すことにうんざりしていた。そんな中、彼はターゲットの未亡人(レイチェル・ワイズ)を好きになってしまい、トラブルに巻き込まれる。』

私としては出演者がすごく面白いと思いました。エイドリアン・ブロディは元々大好きなので彼を目当てで見たけど、マーク・ラファロもかなりいい味出ていました。イケメンではないんだけど、妙に落ち着いた口調が不思議とかっこ良く見えてくる不思議な俳優だと思います。レイチェル・ワイズの天然役も似合っていてかわいかったです。あと菊地凛子。正直どうなんだろう…と疑いながら見ていたけど、喋らないかわりに表情が豊かなところが好きでした。ただセリフはたったの一言というのはいくらなんでも喋らなすぎ…。ただでさえアメリカ映画に急に日本人が出てくると安っぽく見えることが多いし、それに女性詐欺師っていう現実味のない役柄だから、もう少し普通っぽさが欲しかったです。普通にしてても十分普通に見えない雰囲気だから…。

菊地凛子のキャラクター同様に、この映画は全体的に普通っぽさがなさ過ぎたように思いました。詐欺の兄弟のコメディ映画が普通でも困るんだけど、ちょっと中途半端に感じる所が多かったです。例えば「ダージリン急行」だったら(同じエイドリアン主演&兄弟モノってことで、つい比べてしまった)、兄弟の会話は部分的にすごくリアルで、でもやってることは、電車で大騒ぎしていい大人が追い出されたりあり得ないこと続きだったり…。「ブラザーズ・ブルーム」はまじめな会話ほどリアリティがなくて、でも詐欺計画の内容は、ぶっ飛んでる計画というより意外と保守的。そこがちょっと物足りなかったです。

もしかしたら中途半端と感じたのは「笑いのセンス」の問題かもしれません。私は「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督の笑いのセンスはツボなので、ちょっとした部分で大爆笑でした。でも「ブラザーズ・ブルーム」を観ながら思ったのは、『この監督(…というか脚本の人か)ともし私が友達だったら会話が弾まなそう』ということでした。エイドリアン・ブロディがレイチェル・ワイズの車にわざとぶつかっていくのを見ていたマーク・ラファロと菊地凛子が、遠くから「6.5」とか「7.8」とか点数をつけているシーンとか、きっと笑わせたいのであろう場所が面白くなくてイラッときました。詐欺師のボスキャラみたいなおじさんが眼帯しているところとか、菊地凛子がバービー人形を爆破させて楽しんでいるところとか、登場する小物のセンスも王道すぎてがっかりでした。

でもそこまで辛口で批判しておきながらも最後までちゃんと観たら、ラストのオチとか好きでした。美術も衣装もシンプルで好感がもてるし、映像とか光も綺麗で期待してなかったところで楽しめました。やさしい映画でした。あと、外国版のポスターはかなりツボなので載せます。とにかくエイドリアン・ブロディには「ベルト・ツイードジャケット賞」(「ベスト・ジーニスト賞」みたいなノリで)をあげたいです。

作品の雰囲気を人柄で例えるなら、ウェス・アンダーソン監督が「面白いしいい人」だとしたら、この映画の監督(ライアン・ジョンソン)は「面白くないけどいい人」といったかんじでした。知らないくせに言いたい放題でした。

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by pop-cult | 2010-02-18 10:02 | 外国の映画
『ナチス占領下のフランス。「ユダヤ・ハンター」のランダ大佐によって、幼い頃に家族を殺されたショーシャナは、劇場を経営する傍ら、ナチスへの壮大な復讐計画を進める。
一方、ユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊「イングロリアス・バスターズ」は、頭皮を剥がすという残忍な手口で、次々にナチスを始末していた。そこにドイツ人女優になりすましたイギリス人スパイが加わり、打倒ナチスの極秘ミッションを計画。ショーシャナとバスターズ、それぞれの計画は、ヒトラーを招いたナチ映画の上映会会場で交錯する。』

やっぱり、タランティーノの映画はグロくてポップで勢いが違いました。正直、セリフがものすごく多いので、付いていくのに必死だったし、恥ずかしながら歴史に疎いので「この人、なに人だ?」とかよくわからなくなる部分もあったり…。それでも面白いというのは、監督の力量だと感じました。

とにかく音楽の使い方が好きです。サントラとしていい音楽という意味ではなくて、タイミングと選曲のバランスが絶妙で笑わされます、いつも。それにただひたすらセリフを話しているだけのシーンなのに、飽きさせないのはなぜなのだろうかと思います。
あとはキャラクターが面白いのも魅力です。今回はダントツでランダ大佐が気持ち悪くて印象的でした。あの救いようのない性格の悪さと言ったら…。彼が主役のようでした。

他に好きだったキャラクターはショーシャナで、彼女はクラピッシュ監督の「PARIS」でもどこかダークな美人で存在感がありました。今回の復讐に燃える若き美女役も、相当怖いけどかっこ良かったです。

あとはブラピも、インパクトで言ったらランダ大佐には負けるけど、あの残酷非道なのにどこか滑稽で親しみが持てるキャラクターがよかったです。そういえば先日、CUTでブラピのインタヴューを読んでいたら、つけ髭を考案したのはウェス・アンダーソンだったと書かれて驚きました。ウェスが監督したソフトバンクのCMがあって、けっこう前に放送されていた可愛いCMなのですが、そのときにウェスのアイデアでつけた髭が気に入ったので、その直後に撮影がはじまったイングロリス〜でも髭でいこうと決めたらしいです。

どうやら賛否両論(やや賛が多め?)のようですが、「今日は肉が食べたい」みたいな感覚で「今日はタラが観たい」と思ったら、観てみるとよいのではないでしょか。
でも終わってたらごめんなさい。

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by pop-cult | 2009-12-14 23:32 | 外国の映画
「屋根裏のポムネンカ」の記事をかいた時に少しふれた、ウェス・アンダーソン監督の新作の予告です。「かいじゅうたちのいるところ」も楽しみだけど、こっちもこんな素敵な予告を観ちゃったらますます楽しみです。
アニメーションになっても、やっぱり監督の美術へのこだわりとブラックな笑いが効いてますね!(とは言っても英語なのでよく分かってないけど…)
キツネの華奢な体系が何となく監督本人に似ているような…。




渋谷のタワレコの上の本屋が好きで、よく絵本コーナーをみてます。そこで見つけたのがこのシールブック!!早速購入しました。ほんとは保管用と貼る用と2冊欲しいくらいかわいいです(隣のかぼちゃは雰囲気で置いてみた…)グッズがもっとあるなら買いあさりたいです!ぬいぐるみとか!
今から公開が待ちどうしいです。

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by pop-cult | 2009-10-24 00:21 | アニメーション
「屋根裏のポムネンカ」という長編パペットアニメを観てきました。監督は『チェコの人形アニメ最後の巨匠』と言われているイジー・バルタ。その世界では有名な監督らしいのですが、私はこの監督の作品を観るのは初めてでした。

やっぱりチェコのアニメに期待するのは、細かいところまで作り込まれた美術と、日本人じゃ作り出せない独特な愛嬌のあるキャラクターです。そこは期待通りというより、期待以上でした!屋根裏にガラクタを集めて作ったポムネンカたちのお家(大きな鞄)が素朴でかわいかったです。ルームシューズをベッドにしているところにもときめきました。登場するキャラクターたちも鼻が鉛筆、耳がボタンだったり、とにかくガラクタが大活躍です。身近なものを使って面白いものを作り出す、その発想が素敵です。これは監督がプラハの街を回って集めたアンティーク小物とか古道具らしいです。すべてのシーン、すべてのキャラクターに思い入れを感じます。

ただストーリーはちょっと物足りなかったです。ポムネンカ(主役の女の子)が悪者にさらわれて、仲間が彼女を助けに行くという…ベタ過ぎて逆に新鮮なくらい普通な話でした。もちろん沢山のキャラクターたちの珍道中はそれだけでかわいいけど、もう少し話にひねりがほしいところです。「バルタさん、作り込みに95%、ストーリー5%の力配分なの?」って感じで笑えました。途中であまりストーリーと関係なく、屋根裏があるその家に住んでいる人間のおばあさんと女の子が登場するシーンがあって、急にみんな人間の前だとただのガラクタのフリをするんです。その設定が面白かったので、もっと人間と絡む話でもよかったのではないかなーと、勝手に考えてしまいました。

人形アニメつながりでこれから楽しみなのが、大好きなアメリカ人映画監督、ウェス・アンダーソンが初めて挑戦した人形アニメです。原題が「Fantastic Mr.Fox」という、ケチで意地悪な農夫と賢い父さんギツネのお話らしいです。声優には常連のビル・マーレーが!嬉しいです。実写映画の美術であれだけのこだわりをみせている彼の人形アニメって、期待しないわけがないです!セリフにもブラックユーモアが満載だといいのですが、そこまではアニメだからどうくるのかは想像できないけど…。子供向けなのかしら…でもウェスなら何かやってくれるはず!人形をチェックしている彼の写真からすでに何かを感じます…この手つきに、この口元! 早く日本に来てほしいです。
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by pop-cult | 2009-08-19 23:06 | アニメーション
フランス人のパトリス・ルコント監督の「ぼくの大切なともだち」観ました。
これは、骨董商の中年男が、友達が一人もいないことを指摘され、ムキになって「親友を紹介してやる」と断言し、本気で友達作りを始めるというコメディ映画です。
なんともざっくりした脚本、演出に「監督って、フランスの巨匠じゃないんだっけ?」とちょっと疑問でしたが、『中年男の友達作り』という、それだけで笑えました。もともと、この主役のおじさん(ダニエル・オートゥイユ)の冴えない雰囲気が好きだし、コメディだからウソっぽくても笑えたから良しです。

ちなみにこの映画、ウェス・アンダーソンがリメイクするらしいです!ミクシィでも書かれていたけど、これはウェスの方が面白く出来そうって私も思いました。出来そうっていうより出来る、絶対。
まだ出演者は決まってないようだけど、ウェス・アンダーソン映画の常連のビル・マーレイと、オーウェン・ウィルソンがちょうどいいのでは?という記事を見つけました。友達がいない中年男にビル・マーレイ。彼に友達の作り方を教える心の優しいタクシー運転手にオーウェン・ウィルソン。それ最高です。でも、この組み合わせは「ライフ・アクアティック」でも親子という設定で見ているので、どうせなら違う人たちを当てはめてみました。

中年男には…
ジョン・マルコヴィッチ。大好きなんでウェス映画にマルコヴィッチは観てみたい!また「マルコヴィッチの穴」が観たくなってきました。
トミーリー・ジョーンズ。彼も大好きだけど、ちょっと中年より上か。
ロビン・ウィリアムス。好きだからついつい登場させちゃったけど、そもそも友達作りに苦労がなさそうです。
やっぱりビル・マーレイしかいないかもです。

タクシー運転手には…
オーウェンの弟、ルーク・ウィルソン。タクシーの運転手はしてないかー。だったらオーウェンのが合いそうです。
ユアン・マクレガー。一気にメジャー感が出てしまう気もするけど、優しい役柄が似合いそうなのでアリかなと。
ジェームス・マガヴォイ。好きだけど、ちょっと影がありすぎるような。
ジェイク・ギレンホール。私としては一番観たいのは彼です!写真は「ドニー・ダーコ」の時だからすごく若いし尖って見えるけど、最近みた「ゾディアック」の時は、いい具合にボーッとしていてあか抜けなくて良かったです。

朝から妄想が止まりません。おつきあいいただきありがとうございました。引き続き、この手の妄想につきあっていただける方は連絡くださいー。
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by pop-cult | 2009-04-22 10:29 | 外国の映画
大好きな映画監督ウェス・アンダーソンの代表作「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」2001年のアメリカ映画です。「ライフ・アクアティック」も「ダージリン急行」も大好きだけど、彼の良さが凝縮されているのはコレだと思います。

ストーリー→『テネンバウム家の子供たち3人は、10代のうちにそれぞれ、長男はビジネスマンとして、長女は作家として、次男はテニス・プレイヤーとして成功し、世間でも注目を浴びる天才児だった。しかし自分勝手な父親ロイヤル・テネンバウムの裏切りによって家族はバラバラに、子供たちも問題だらけの大人へと成長していった。けれど「俺はもうすぐ死ぬ」という父親の一言で、22年ぶりに家族は一つ屋根の下一緒に暮らすことになる。』

公開当時に映画館で観ていながら、その時は「かわいくて面白かった」程度にしか記憶に残っていませんでした。でも装飾の仕事をしてから、映画の美術に特に注目するようなって見直したら、こんなに素晴らしい映画だったなんて驚いてしまいました。8年前の自分は一体何を見ていたのだろうかと…。好きなシーン、好きな美術、好きなセリフ、好きな衣装、好きなカメラワーク(?)…そんな所をあげていくとキリがないです。好きな登場人物は全員です。DVDを繰り返し観ています。

監督のオーディオコメンタリーも聞きました。映画一本分をずーっと解説し続けるアレです。
その中でウェスは、映画を作るとき、特にテーマは決めないと言っていました。映画の意味は、登場人物たちからにじみ出てくるものだし、すぐに決まるものではないと考えているようです。彼は「美術や衣装、音楽など細かいところにこだわって映画を作るのが好きで、それが最高の楽しみであって、それらすべてが映画を包んでいるのだ」と言っていました。確かに「この人物は、こんな人格だからこんな部屋に住んでいて、こんな服を着ている」っていう設定に対して、他の映画にはないようなこだわり方をしているし、それがこの映画の最大の魅力だと私も思いました。

でも、同時にウェスは「映画が意味を持つ(人に感動を与えられる)のは、登場人物の誰かが、見た人の人生に結びついた時」と言っていました。つまり簡単に言ってしまうと、誰かに感情移入できた時ってこと。ウェスは、人を感動させようとして大きなテーマを掲げるわけではないけど、この映画を観た彼の友人が、ウェス自身も気づいていなかったようなテーマを見つけてくれたと言っていました。
私も、ロイヤル(ジーン・ハックマン)が孫を遊びに連れて行くシーンと、チャス(長男/ベン・スティラー)が神経質になってしまう所と本当は愛情深い一面が分かるシーンと、マーゴ(長女/グウィネス・パルトロー)とリッチー(次男/ルーク・ウィルソン)の深い絆とか、挙げだすときりがないくらい感情移入したシーンがあります。ちゃんと登場人物から「歩みよること」とか「許すこと」とか「素直になる」とかの難しさと大切さがにじみでていました。

この映画のどこが好きかと聞かれたら、一番に美術と答えるけど、決して魅力はビジュアル面だけでなく、コメディとも言えるけど、ちゃんと血の通った映画という所です。何度観ても、ウェスの最高なセンスに驚かされて、そのおしゃれ感覚が細胞に入り込んでいくような気持ちになるし、最後にはあたたかい気持ちがこみ上げて、感動で涙が出ます。ウェスの両親も離婚をしているらしく、彼の実体験が元になっているシーンもあるようです。自分自身の辛い経験を笑いのある作品に出来てしまう、ウェスのユーモアと才能にも脱帽!
熱くなってしまったけど、普通に楽しめる映画なので、観たことない方は観てみてほしいです。

あとは、サントラ! Nicoとか、ポール・サイモンとか「Hey Jude」のインスト版とか、素敵な曲が詰まり過ぎです。このピンクのジャケットもたまらない。映画が気に入ったら、サントラも絶対気に入るのでおすすめです。
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by pop-cult | 2009-04-20 16:14 | 外国の映画
好きだなぁ、この映画。やっぱりウェス・アンダーソンいいなぁって思いました。最初から最後まで顔が笑ってました。

「ダージリン急行」はいつものように家族がテーマで今回は、お父さんが亡くなったことで一年間連絡をとっていなかった兄弟が、長男の呼び掛けでインドで再会するという話で、男3人兄弟が主役です。その三人が面白すぎるんです。

家族ってそんなもんだよなーってくらい、久々だろうとなんだろうとすぐ言い合いになったりするんです、彼らは。特に長男が自己中で、強引なルールを作ったり、次男と三男が食べるものまで勝手に決めるという、かなり濃いキャラ。彼は「俺ら三人で心の旅をして、絆を深めよう!!」とやる気満々なんだけど、既に「心の旅」なるものって強制されてするもんじゃないだろーって、根本から間違っちゃっててウケます。
その長男役のオーウェン・ウィルソンって、「ライフ・アクアティック」とか「ナイトミュージアム」でイケメンのイメージがあったけど、この役ってまず顔ってか頭が包帯ぐるぐるでよく見えないし、イケメンとは遠いキャラクターで新鮮でした。

三男役のジェイソン・シュワルツマンは、同じくウェス・アンダーソン監督の映画「天才マックスの世界」の主役だったのをつい最近観ていたので、もう10年くらい前の映画なのに顔は同じだからどうもその役が重なっちゃいました。「マリー・アントワネット」に出ていたのは後から気付いてちょっとびっくりしたけど、なんか彼っていつでも表情がないみたいな演技してるような…(そこが面白くて好きなんだけど)
「ダージリン急行」は本編の前に「ホテル・シュヴァリエ」って短編が流れるんですが、それは三男の彼が主役の話で、その時も彼の無表情を観てるだけでなんか笑えてくるんです。可愛いナタリー・ポートマンとの組み合わせも良かった。「ダージリン急行」を観ると謎めいたまま終るこの短編の意味も分かって、ちょっとじーんときます。

けどけど、一番楽しみだったのが次男役のエイドリアン・ブロディ!ウェス・アンダーソンの世界観にエイドリアン・ブロディって絶対面白いはず!ってかなり期待しちゃってたんだけど、やっぱり本当に面白かった!私の中では、エイドリアン・ブロディってすごくコメディーが合ってると思ってて、前に「ダミー」っていうちょっとコメディな映画に主役(腹話術師を目指す、冴えない男の役)で出ていたのがすごく好きだったので、今回の役も(そんな冴えない役ではないけど)ウェス・アンダーソン作品初参加でもすんなりハマっていました。その「ダミー」って映画の中で、躓いてこけるシーンがあって、全然重要じゃないシーンだったけど、その演技がリアルすぎてずっと頭に残ってたんです。で、今回の「ダージリン急行」にも重要じゃないけど頭をぶつけて「痛い!」ってなるシーンがあって、もうその演技を観ただけで嬉しくなっちゃって爆笑でした。そーゆー演技がはえる映画なんです!

とにかく小ネタが満載の映画なんです。だから逆に笑いのツボがずれると全然面白くない映画なのかもしれません、これ。私的にはかなりツボで、長男と次男が殴り合いの喧嘩になるシーンも、みんなで電車に石をぶつけるシーンも最高でした。
そんな笑える映画だけど、ここまで美術もセンスよくて刺激される映画って、やっぱりなかなかないし、音楽も良くてエンドロールの「オー!シャンゼリゼ」も気持ちいい。他にもやけにインドを意識した音楽も笑えたし、ウェス・アンダーソン映画独特の《人がスローモーションで走っているところにロック!》もやっぱりいい!サントラ欲しいです。

そういえば、ほんっとちょい役でビル・マーレイも出てました。もう顔だけで笑わされるから悔しいんだけど好きです。
笑えるって何度も書いたけど、辛かったこととか忘れたいような思い出も、最終的には全て笑い話にしてやる!って気持ちで生きている私にとっては、勇気をもらえる映画でもありました。おすすめです。
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by pop-cult | 2008-03-22 23:48 | 外国の映画
先日渋谷のユーロスペースで上映中のチェコアニメ映画祭に行ってきました!

私が観たのはD(ナンセンスプログラム)ブラックな笑いが好きだから、観るならこのプログラムだなって。仕事の帰りってこともあって2個目の話は半寝だったけど、他はどれもなかなか良かったです。

1番良かったのは『妄想癖』 家にも仕事場にも居場所がない中年男性が、その現実から逃げるように毎日妄想の世界に行ってるっていう切ない話なんですね。印象的だったのが、その妄想の世界に登場する植物。妄想癖の男がジョーロで花壇に水をやると、女が生えるくるんです。裸の女の植物が。正直「男の妄想ってこんななの…?」ってちょっと気持ち悪いんですが、そんな所も絵の可愛らしい雰囲気をぶち壊してくれてて面白いバランスでした。つげ義春の「よし坊」って漫画で、グラビア雑誌に載ってる女を箸でつまみだして食べるシーンがあったのを思い出しました…。


私が映画館で楽しみにしてるのが、チラシと予告を観ることなんですが、今回は大収穫でした!
東京国際映画祭のチケット取れなくてがっかりしていた『ダージリン急行』のチラシを発見!私の心の恋人エイドリアン・ブロディ出演、監督は『ロイヤル・テネンバウムズ』のウェス・アンダーソン。好きな監督の映画に好きな俳優が出ることほど楽しみなものってない!公開が待ち遠しいです。

あとは前からチラシを見て気になっていた『フローズン・タイム』という映画の予告を初めて見ました。主役は失恋のショックで不眠になってしまうという男の子で『ハリー・ポッターと賢者の石』でオリバー・ウッド役(グリフィンドールのクィディッチチームのキャプテン)だった人がやるみたいです。そのマニアックさもポイント高いです。
でもなんと言っても映像が美しかった!まだ予告なのにあまりの綺麗さに涙目でした。雪が降っている夜の街の時間が止まったという設定らしく、白い光の粒が街中に溢れていていました…。監督は写真家さんみたいです。これは絶対映画館で観なくては!!

そういえば今年は東京に雪は降るのでしょうか?あの予告見てたら本物の雪が恋しくなりました。。
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by pop-cult | 2007-12-19 11:33 | アニメーション