アクセサリー作家でちょっと映画オタクな大竹真奈実のブログです。ファンタジー、妄想系映画多め。制作しているプラバン+ビーズ刺繍のアクセサリーのことやSCHOLE活動日記も。

by ohtake-j-fox

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「マトリックス」のラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督と、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督がタッグを組んだ、現在公開中のSF映画「クラウド アトラス」を観てきました。
「アトリックス」は2と3を全然理解出来なかったので、今回も難しすぎて楽しめないのではないだろうか…とドキドキしながらでしたが、これがかなり面白かったです。(「ムーンライズ・キングダム」に「アンナ・カレーニナ」と今年は劇場に観に行った映画の当たり率高い!)

内容は、一言で言うとカルマ(前世の善悪の行いによって、現世の生きる環境の質に大きな影響があるということ←あるページから拝借)の話です。
生まれ変わりとか、前世、来世という概念を信じる人にとっては、すごく興味深くて、何度か繰り返して観てみたくなるような話ではないかと思いました。

主演は、トム・ハンクスと、ハル・ベリー以外に、ジム・ブロードベント(ハリポタのスラグホーン先生!)、ヒュー・グラント(ラブコメ以外で観たの私は初めて!)、
スーザン・サランドン(ウォシャウスキー作品の「スピード・レーサー」に出てたね!)、ジム・スタージェス(「アクロス・ザ・ユニバース」の人か!)、ペ・ドゥナ(「空気人形」の人だ!)、ベン・ウィショー(キモかっこいい「パフューム」のあいつ!)、ヒューゴ・ウィービング(エージェント・スミスがまだいたか!)
などなど、蒼々たるメンバーが出ていました。

誰が出ているかほとんど知らずに観に行ったので、観ながら驚きの連続でした。だって、ここに書いた人は、少なくても1人3役、多くは6役を演じているから、新しい登場人物が出てくるたびに「アッ」となって、でもエンドロールの時に「あの役があの人!?」「こんな所に…!?」と見逃していたところもあって、そういう部分も面白かった要因の1つです。

今、曖昧な記憶を思い出させるため、公式HPを初めてみてみたら、長い予告も観られたし、作りも素敵なので貼付けておきます。ぜひ観て欲しいです!
http://wwws.warnerbros.co.jp/cloudatlas/index.html
今予告観ただけでちょっと涙目になってしまいました。はまる人ははまる映画です。
ネタバレは言いたくないので言わないけど、私はトム・ハンクスの現在、過去、未来を観ていて感動しました。他にも感動ポイントは沢山あるけど、彼が一番人間らしい人間に描かれていたように感じます。

もともとSF好き、カルマとか信じる人ははまるとは思うけど、この映画は、そういうことにそこまで興味が無い人でも十分楽しめる作りになっています。分かりやすさも考えて作られている所がまた素晴らしいと思います。
映画館で近くに座っていたおじさんが、終わってから隣りの奥さんに「難解かと思ってたら、そんなこと無かったよね!!!」と興奮気味に話していたくらい、意外と普通に楽しめるんです。
もちろん「TAXI」とか何にも考えないでいい映画とは比べちゃダメですが、各時代のエピソードにそれぞれ事件が起きたり、テンポもいいので長かったけど飽きませんでした。そこも好感が上がりました。

“テーマが壮大”って言ってしまうと、自分の普段の生活とか生き方とはかけ離れた話って思われてしまいそうですが、本当に言いたいことは実は身近で誰にでも置き換えられる話なのではないかと思います。
普遍的なテーマをアートとして、エンターテイメントといて伝えてくれる所が、ファンタジーやSF映画の素晴らしいところだと、この映画は再認識させてくれました。
…もう一回観たい!
気になる方は劇場で!

そうだ、キャッチコピーは「すべてはつながっている」です、これはteam ACIDMANの人にもお勧めです!ぜひ。

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by pop-cult | 2013-04-08 10:57 | 外国の映画
9.11の話と分かっていたので、ちょっとつらくなりそうで躊躇しましたが、本当に観て良かったって心から思えた映画だったので、ブログに書き込みます!

『9.11の同時多発テロによって父を亡くした9歳の少年オスカー。彼は少し普通じゃない。子供らしからぬ趣味趣向に同級生から不気味がられているけれど、とても頭がいい。父はそんなオスカーによくとても難しいクイズをだして、オスカーはそれを何日もかけて説くのが大好きだった。
オスカーにとっては父がすべてだったと言っても過言ではない。そんな父が死んでしまったという事実と上手く向き合えずに、母との関係も悪化していた。
テロから2年がたったある時、父の遺品の中から“ブラック”と書かれたメモを見つける。オスカーはそのメモを父が遺した最後のゲームだと思い、学校も勝手に休み、母にも秘密で“ブラック”さん探しのミッションをスタートさせるのだった。』

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』というタイトルは、オスカーが“ブラック”さん探しで得た情報をまとめたノートのタイトルです。オスカーのキャラクターが独特で、同じスティーブン・ダルドリー監督の「リトルダンサー」のビリーを思い出しました。ビリーのことも大好きだったので、オスカーのこともすぐに大好きになりました。

オスカーのブラックさん探しを核にしながら、9.11の当日のこと、その後のアメリカのこと、オスカーの母とおばあちゃん、おばあちゃんの家の下宿人のことと、色んなエピソードがものすごくうまく混ざっていきます。たまにオスカーの言うことがブラックユーモアというのか、かわいくない子供っぷりがすごいけど、そこもまた面白いです。

9.11の当日のことをオスカーが思い出すシーンとか、オスカーの母が亡くなる直前の父と電話で話していたところは、すごくリアルで見ているのがすごくつらいし、ブログを書きながらも涙が出てきそうになるくらい、重いシーンなんです。だけど、この映画のすごい所は、事実を事実のままに描くのではなく、そこにファンタジーの要素も加えて、映画全体を温かさで包み込んでいるような所です。
9.11によって亡くなった人たちの話を“美談”にしているわけでもなく、“どん底に突き落とす”でも無い、絶妙なバランスの映画だと思いました。

9.11というノンフィクションを題材にしてできた“フィクション”の映画、観終わった時にフィクションって素晴らしいって心から思ってしまいました。こういう映画を作ろうと考えだした人、こういう本を書こうと思いついた人って、素晴らしい生き物です。

テロにあったこともなければ、父を亡くしたわけでもなく、9歳の非常に難しい息子がいるわけでもない、そんな私がどういうわけか、ここまで感動しちゃうこの映画のパワーって何なんだろう?自分でもここまで感動した自分に驚いちゃうくらいでした。
元々好きだけど、そこまで注目していなかったトム・ハンクスと、サンドラ・ブロックはこの映画で更に大好きになりました。登場人物、全員好きでした。

見る側にもとてもパワーが必要な映画なので頻繁に見たいとは思えないけど、この先も何度か観ると思います。ブログ書きながらまた観たくなってきました。「こんな話、あるわけない」で終わってしまう人もいるかもしれないけど、私は大好きです。心臓が沸騰しました。気になる方はぜひ観てみて下さい!

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by pop-cult | 2012-12-09 12:53 | 外国の映画
白雪姫をモチーフにした映画が立て続けに2本公開されていたので、2本見比べた感想かいちゃいます!まずは公開を楽しみにしていた方のターセムから!

『白雪姫と鏡の王女』
監督が「ザ・セル」「落下の王国」「インモータルズ」のターセム・シン。衣装が北京オリンピックの衣装や映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞した石岡瑛子さん。この二人の組み合わせだけでかなり楽しみにして、映画館で観ました。ちなみに女王役はジュリア・ロバーツ、白雪姫役はリリー・コリンズ、王子役はアーミー・ハマーです。

実際の白雪姫のストーリーを少々脚色しながら、コメディタッチに、とにかくカラフルな衣装と映像で撮った明るいファンタジーでした。石岡瑛子さんの衣装はやっぱりすごかった!色使いも形も大胆で、でもケバケバしく感じさせない絶妙さ!その衣装の良さを壊さない綺麗な映像で、映画館で観られて良かったです。

写真を見た時に「眉毛太!?」って思ったリリー・コリンズも映像で観るととってもかわいくて、そこもこの映画の魅力の1つでした。
あとは王子役のアーミー・ハマーが笑わせ係を頑張っていました。映画全体では思ったより笑いのセンスが自分とは合わないかも〜と感じる箇所がちょこちょこありましたが、王子のシーンはかなり笑えました。

実は引っかかってしまったのは、ジュリア・ロバーツが演じた女王役。もともと好きな女優さんなのに、なんかこの役は合ってない気がして… どうせやるならもーーーっとクサい演技でうんと意地悪になってほしかった…!かわいいけど、ぬるいよ!!怖くないし!!コメディにしては面白みに欠けるのが残念でした。

そんなわけで、「インモータルズ」よりは良かったけど、「ザ・セル」「落下の王国」は越えないターセム監督でした…。でも毎回違う雰囲気の映画を撮ってる彼はすごい!次回作も楽しみに待ちます。

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『スノーホワイト』
何となくテレビCMを観たときに、トワイライトとか赤ずきん的なオーラを勝手に感じて全然期待しないでいたのですが、飛行機で暇になって観てみたら案外良くて、もう一度DVDで見返しました。結構…、いや、かなり好きでした。

「アリス・イン・ワンダーランド」の製作スタッフに、主演は、女王がシャーリーズ・セロン、白雪姫がクリステン・スチュワート、王子というか、猟師役にクリス・ヘムズワース。

こっちの白雪姫は、私が知っている白雪姫をかなりドロドロさせた感じで、女王のバックグラウンドまで描かれているあたりが面白かったです。ファンタジーというよりちょっとホラーです。かなり流血します。

とにかく主演のシャーリーズ・セロンの存在感がすごいです。この映画をみて、彼女が好きになりました。美しくて冷酷な女王…ハマり役!!!チープな映画になりそうな所を彼女の演技力が深みを与えてくれています!彼女の衣装もすごく素敵で…色も暗めで渋いドレスが中心ですが、それがまた豪華に見えてしまうのは何だろう。「白雪姫と〜」のかわいくてポップな衣装もいいけど、こっちのゴシックファンタジーな感じもたまりません。そんな衣装も含めてカリスマ性がある悪役でした。

あと、特に好きじゃなかった「トワイライト」のクリステン・スチュワートも独特な存在感が素敵でした。すごく綺麗と言うより個性的な雰囲気ですが、質感が神々しく見せてくれます(そういう役だからかも知れないけど)

美術も凝っていて、怖い森の中の映像とか、もののけ姫みたいなシーンもツボでした。「赤ずきん」よりも明らかにお金かけています。

最後は案外サラッと終わった印象だったけど、ホラーな雰囲気と映像がたまらない1本でした。おすすめです。

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期待していた映画より、期待していなかった映画の方が実際に観たら好きだったり…。それも映画の面白い所!
繰り返し映画化される童話といえば、来年の3月に公開の「オズ」も先日映画館で予告が流れて面白そうでした!期待しすぎないようにしたいけど、大好きなオズだからついつい来年が待ち遠しいです。
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by pop-cult | 2012-11-12 21:19 | ファンタジー映画
ティム・バートン×ジョニー・ディップの最新作『ダーク・シャドウ』観てきました。前作の『アリス〜』を劇場で観て以来、「もうティム・バートンの映画はDVDでいいや〜」なんて思いながら、今回もばっちり劇場で鑑賞。本命だった『ザ・マペッツ』が六本木まで行かないと観れないから、近所で観られる『ダーク・シャドウ』にしようと、気軽な気持ちで何も期待せずに観たら面白かったです。

『裕福で遊び人だったバーナバス(ジョニー)は、屋敷の使用人だったアンジェリーク(エヴァ・グリーン)と関係を持つ。しかし別の女性と結婚し、彼女をあっさりと捨ててしまう。実は魔女だったアンジェリークは、バーナバスを愛しすぎて怒り狂い、彼の婚約者を殺してしまう。不幸のどん底に落とされたバーナバスも自殺を図って崖から飛び降りるがなんと無傷。アンジェリークの呪いによってヴァンパイアに変えられてしまい、不死身となってしまったのだ。アンジェリークの行過ぎた復讐により、その後彼は約200年間土の中に埋められるのだが、あるきっかけで復活を遂げる。そこからまたアンジェリークとバーナバスの戦いがはじまるのだった…』

今回良かったのは、ザ・悪女!といった雰囲気のアンジェリーク。『ライラの冒険』でも魔女の役で、賢くて、でも色気のある独特な雰囲気で存在感があったエヴァ・グリーンが、金髪に赤い口紅で登場。エリカ様に見えるときが時々あるくらい、すごく意地悪そうな表情なので、同じ人に思えなかったけど、好きでした。映画の中の悪役に惹かれることって、私はあまりないのですが(世の中的に人気の悪役、例えば『ダークナイト』のジョーカーとか、初期のハリポタのスネイプとか、みんながもり上がるほど好きではなかったのですが…)今回は、世の中がどんな評価をしているか知らないけど、一番好きな登場人物でした!

今回のジョニーは今まで散々アクの強い役をやっていたから、ソレと比べてしまうとパンチに欠けていたかもしれないですが、ちょっとした動きに笑ってしまうことも…。200年分ずれているから話し方とか変で、そのことを突っ込まれて可哀想な所も面白かったです。

一瞬「このコが主人公かな?」というような、いかにもティム・バートンが好きそうな、低血圧顔の少女(ベラ・ヒースコートという私は初めて見た女優さん)が出てきますが、案外後半の出番は少なくて、すこし残念でした。とてもいい味出ていました。

意外と出番が多いのは、私が苦手なクロエ・モレッツ。『キック・アス』のヒット・ガールや、『ヒューゴの不思議な発明』のあの子です。今回はジョニーに「娼婦」と勘違いされるような役で、ヒューゴの時より合っていて良かったですが、なにかが引っかかる…静止画でみていると気にならないので、きっと演技が私の好みじゃないのかも…ごめんなさい。

それでも、今回は登場人物たちが面白くて、そこがこの映画の魅力だったのではないかと思いました。なんとなく『アダムス・ファミリー』を思い出して、また観たくなりました。

『チャーリーとチョコレート工場』『ビッグ・フィッシュ』には勝てなかったですが、『アリス〜』よりは面白かったです。私はこっちの方が好きです。バートン映画では『ビートル・ジュース』が一番好きな人にはいいかも、雰囲気が一番似てます。正直、私は『ビートル・ジュース』の方が好きですが…。
なんと言っても魔女とヴァンパイアという私が好きなモチーフだし!ジョニーとエヴァ・グリーンの激しい絡みが笑えます。頭使わずに楽しみたい方はぜひ!
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by pop-cult | 2012-05-24 12:42 | ファンタジー映画
1986年に劇場公開されていたという、20年以上も前の作品です。リアルタイムでもないのに、多分小さいときに「うる星やつら」の映画シリーズをテレビで見ていて、後になって「面白かった気がする」と思って見なおして以来、本当にお気に入りで何度も観ています。
アニメ好きの人には有名な押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」は、他とうんと差をつけて不動の1位ですが、その次にこの「うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー」が好きです。近所のレンタルビデオ店が閉店するときにVHSで購入しました。
ちょうど4月の桜が満開の頃の設定で、面堂家の庭にそびえ立つ樹齢300年の立派な「太郎桜」という桜の木が登場します。それで今の時期に合うな〜と思ってまた久々に観てみました。

『あたる、面堂、めがねたちは、面堂家に古くから伝わる「鬼姫伝説」を元に、ラムが主演の自主映画を製作中だった。不思議な力を持った桜の木が、ある村の狸の姿をして暮らしている村人に呪いをかけているという不気味なストーリーで、映画の中では、老朽化が進んだ「太郎桜」を実際に切り倒すことになっていた。実際切り倒した「太郎桜」は緑の泡を吹き、動物の死骸が骨だけになったような姿となり、あたるたちは度肝をぬかれることに…。それ以降、友引町ではおかしなことが続く。4月なのに蝉やトンボが大量発生、ラムは日に日に超能力を失い、面堂やしのぶ、めがねたちまでラムの存在を忘れてきてしまう。ついにラムが失踪してしまうのだった。』

この映画はウィキペディアに書かれていたけど、話が結構難解で空気もちょっと重たいです。でもドラえもんが映画になると、登場人物たちのキャラもちょっと変わって、テレビシリーズとは違った空気感になるのと一緒で、うる星の映画シリーズではこの4が特にそうなのだと思います。私は原作ファンというより、映画のうる星のそこが好きです。どこにでもありそうな街にありえないことが起こるあの感じ。現実か夢かだれも区別できない感じ…。

最初のシーンで雨の中、みんなで車に乗っていたら停電が起こるところから、すでにツボなんです。なにか始まると感じさせるあの演出。
その後にみんなで太郎桜の下でお花見のシーンがあるのですが、これもまた夜桜っていう設定がニクい。夜の桜って、なんか幻想的でいつもの風景を違った世界に見せてくれるから好きです。毎年夜桜を見てはこの映画を思い出します。
お花見中にふと、しのぶが1人になって変な妄想をするシーン、お花見の宴会場にはさくらさんが大勢の妖怪を連れてきていたり、日常っぽく見せかけて絶対に変なあの空気。普段寝て見る夢の中のような雰囲気で、ちょっと怖くてわくわくします。

現実でも、ホラー映画の主演の人が後から亡くなったり、撮影中におかしなことが起きたり…という話はちょくちょくあるので、それを意識しているのか、あたるたちの自主制作映画の撮影が終わってから夜になると勝手にセットが動いていたり、ラムが体調不良になったりします。
太郎桜が姿を消して、急に湖が出現して、友引町全体によく霧が出てくるようになると、その霧というのか、霧に見せかけたおかしな気体が人を眠らせ、変な夢を見させます。その夢の中のシーンの描き方もすごく面白いです。面堂は自分がとにかく世界が注目するようなスーパースターで、大勢の女性が自分との結婚を心待ちにしているというアホな夢を見ます。夢の中で急に思い立って大勢の女性と合同結婚式を決行するのもの“緑の髪の女性”の存在が気になって、それがラムとは分からず探し続けるという、どこか現実ともリンクする夢なのです。その夢の中の町も、どこか近未来的な町並みでリドリー・スコットの「ブレードランナー」の町と似てると言っても過言ではないはず!大好きなシーンです。

友引町はどういうわけか戦争が始まってしまうし、ビューティフルドリーマー同様、どんどんあたる達がおかしなことに巻き込まれていき、その解決の鍵を握っているのがラムちゃんだ、という話です。
はっきり言って、良く出来ている話ではないです。ちゃんと考えだすと最後まで意味不明なので、きちんと話を理解したい!と思う人からは評価が低そうです。感覚的な映画なので、好き嫌いが分かれそうですが私は大好きです。夢っぽいあの世界観、妄想映画、たまりません。
桜が散りかけている今、見てもらいたい1本なのでした。
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by pop-cult | 2012-04-12 11:23 | アニメーション
ファンタジー映画がここまでアカデミー賞にノミネートされるって、ロード・オブ・ザ・リング以来?ってことで、すごく気になっていました。私のまわりもすでに観ている人が多くて、「絶対3Dで観た方がいい」と言われていたので、3D字幕で観てきました!

『駅の中に1人で住んでいるヒューゴは、毎日駅の時計の針をまわす仕事をしている。仕事の合間には駅の中にあるおもちゃ屋さんに盗みを繰り返していた。盗みの目的は、死んだお父さんが遺していった壊れたからくり人形を直すための部品集めで、そのためにおもちゃを盗んでは解体してネジなどをからくり人形の修理に使っていたのだ。ある日いつものようにおもちゃ屋さんに盗みに入るとおもちゃ屋のおじいさんに捕まってしまう。おじいさんはヒューゴが持っていたからくり人形の解体図などが書かれたノートを見つけると、なぜか激怒してノートを燃やしてしまうというのだった。』

はじまってすぐに「これは3Dで観て良かった…」としみじみ思ってしまう映像満載でスタートします。ハリポタやアリスはなぜか観終わってから「綺麗だったけど、3Dじゃなくてもよかったかもな…」と思ってしまったのですが、「ヒューゴ…」は3Dをすごく意識して撮っているのが一目瞭然!私としてはこの映画の楽しみの60パーセントは映像と美術だと思うので、絶対3Dがおすすめです。

駅の中の雰囲気、衣装もいいし、音楽もかわいいです。ヒューゴが住んでいる駅の中は、迷路みたいでわくわくします。小さいときに、公園のアスレチックで遊んだ後は、そこを自分の秘密基地と仮定して、どこにベッドを置いて、どこに何を閉まって…とかしょっちゅう考えて遊んでいたのですが、その時の気持ちを思い出しました。

あとは好きだったシーンは、ヒューゴが悪夢をみるシーンも不気味で面白かったです。からくり人形も不気味に描かれているわけではないけど、人の形のロボットってそれだけで異様だから、ちょっと登場するだけで映画に深みが出てくる気がしました。
他には、おもちゃ屋さんのおじいさんの過去の回想シーンはもう全体的にツボです。書割りが出てくるともうそれだけでときめいてしまいます。ある映画好きの方が「映画愛に溢れている映画」って言ってたけど、観たらまさにその通りでした。映画が好きな人でこの映画を嫌いな人はいないんじゃないかと思います。なんだかんだでドストレートな映画愛の映画だと思います。
温かさが溢れるシーンではおもわず涙が出てしまうことも2度ほどありました(私はすぐ泣くタイプ)

しかし、ここまでほめておきながら、実はどっぷりと浸かれたかというと本音はそうでもありませんでした。美術も話もヒューゴくんの雰囲気も、すごく好きなのですが、なぜか集中力が途切れるときがあったり… 今思い当たるのは、私としては配役があまりしっくりきていなかったからなのかもしれません。まずおもちゃ屋のおじいさんのベン・キングスレーはなぜかあまり好きになれません。あの役がクリストファー・プラマーだったら良かったのに、もしくはジョン・ハートだったら最高だったのに…。それにおじいさんの娘(血がつながっていない)役は、『キックアス』のイメージが強すぎるクロエ・グレース・モレッツ。かわいいのは分かるんだけど、なぜかずっと違和感が消えず…演技が苦手なのだろうか、なんとなくダメでした。逆にヒューゴ君の暗いけど芯がある雰囲気も好きだったし、クリストファー・リーも意外と普通な役で嬉しかったです。
あとは、超辛口ですが、なんとなーく演出が「これやっとけばOKじゃない?」という、こなれた印象が残る箇所がすこしありました。でもそれってそう受け取る私がひねくれているだけなのかも…うーん。

一緒に観ていたN君は「いやー!面白かったね!あれはやっぱりジョニー・デップだったんだね!?」と明るく言っていましたが、ジョニーもどこに出ていたか分からなかったし、「面白かったー!」とすっきり言い切れなかった私はもやもやしていました。N君には「それ、途中で寝てたからじゃない?」と突っ込まれました。そうかも…ほんの一瞬コクっとしてしまいました、悔しいです!もう1回DVDで観たら印象変わるかもな。

この映画、映画館で見る価値はあります!気になっている方はぜひ劇場で、3Dでぜひ!!
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by pop-cult | 2012-03-06 00:18 | ファンタジー映画
2011年のハリウッド映画「赤ずきん」を観ました。先に言っちゃうとそんなに面白くなかったのですが、グリム童話が元の映画はチェックせずにはいられなくて… 予告を見たときに感じた「これは違うかな…」がまさに的中してしまったパターンです。

ストーリーは、あの有名な童話の赤ずきんとは違って、「森の中にひっそり存在するその村では、満月になると狼が人を襲いにくるという伝説がある」ということ。「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフリッドが演じる美しい少女ヴァレリー。彼女の姉が、狼に殺されてしまったことから、村はパニックに陥る。狼を捕まえてもらおうという村人たちは、一部の村人の反感を買いつつ村に呼んだのは、その道に精通しているというソロモン神父(ゲイリー・オールドマン) 彼は村に着くなり「人を殺したのは狼ではなく、狼人間の仕業であり、狼人間はこの村人のだれかだ!」と宣言。村人の狼人間探しが始まるのでした。

「村の言い伝え」だとか、「狼人」とかって、私がわくわくしてしまうタイプの映画なのですが、この映画は始まってすぐに、主人公ヴァレリーとメンズ2人の三角関係の話が出てきます。ヴァレリーが昔から好きな黒髪ワイルド系メンズ、彼にはお金はないけど二人は両想い。で、もう1人は、ヴァレリーの母親がオススメの、お金があって品がある金髪のメンズ、彼はヴァレリーのことが好き。
…でた、この少女マンガ的な流れ。二人のイケメンから言い寄られる系女子!!!なんだかトワイライトっぽい雰囲気だな〜なんて思っていたら監督同じ人だったという、どおりで…。
もう童話ホラー映画にそんな少女漫画的演出いらないよ…せめて本当のイケメンを連れてこい、と思いました(金髪はまだしも、黒髪なんて全然かっこよくないので更にイライラ)

でも、最後の切り札、ゲイリー・オールドマンが出てきたら楽しくなるでしょう!と期待を込めていましたが、違和感しかないような役柄でがっかりしてしまいました。人狼殺しに一生懸命になるあまりに、ちょっとおかしな人になってしまっているソロモン神父。なんだか中途半端で残念な人物でした。善でも悪でもどっちでもいいから、もっとカリスマ性爆発したような人物だったら良かったのに…。

ちょっと飽きそうになりながらも見続けていたら、話は途中から三角関係+人狼(犯人)探しになってきて、ほとんど「一体犯人はだれ!?」というようなそれだけの展開に…。映画というよりテレビドラマっぽい流れでした。もう少し、誰も知らなかった村の歴史が判明したりとか、神父が活躍したりとか、本当は人狼じゃなかったとか、赤いずきんに大きな意味があったとか、そんな映画が深くなっていく要素が欲しかったです。

最後はまずまず意外な人物が狼人間であることが分かって「なるほどなー」と一応なります。最初からたいして面白くない分、最後のオチに対する期待も低かったので、単純に「アイツが犯人だったのかー」と思えました。

この映画で一番良かったシーンは犯人が見つかった後。その人狼を殺して、村の人たちに本当の人狼が誰だったかを知られないようにと、お腹を切って中に石をたくさん詰めてお腹を縫い直し、犯人を湖に沈める所。童話の「赤ずきん」の有名なメピソードがこういう風に登場するとは、面白い!こういうシーンをもっとグロく面白く撮ってくれよ、監督さん!黒髪メンズとヴァレリーのいちゃつきを金髪メンズが目撃、そして嫉妬、とか全部カットしていいから!!

ヴァレリー役の人がほんとうにかわいくて絵になっていたのは良かったのですが、美術もあまりお金がかかってない感じがするし、衣装も今ひとつ物足りなかったです。ヴァレリーの母、祖母、父、全員若すぎて違和感あるから配役ミスってるし、ゲイリー・オールドマンの無駄使いも気になりました。童話モチーフの映画は好きだけど、この監督とは相性悪いみたいです。

ホラー&ファンタジー&ゲイリー・オールドマンと言えばやっぱり「ドラキュラ」です。最近亡くなった石岡瑛子さんの衣装も最高だし、追悼の意を込めて、このモヤモヤを晴らすべくもう一回観直そうかと思いました。
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by pop-cult | 2012-02-06 23:14 | ファンタジー映画
とにかく主人公のかわいさが同じ世界の人間とは思えません。1969年のちょっと不思議でおしゃれでエロい、変わった映画『CANDY』を観ました。

純粋無垢で美しい主人公キャンディ。彼女の少女らしいあどけなさと色気が混ざった独特な魅力に、出会う男はみんな彼女に対してエロい願望を抱いてしまう。行く先々でいろんな男達に迫られてしまうキャンディ。通う高校の教授…、家の庭師…、パイロット…、医者…。そんな娘を助けるどころか「またか」と笑う母親、「娘だから自制しなくては…」と頭を悩ます父親、「いつか俺もキャンディと…」と企む父の弟…。キャンディを取り巻く普通じゃない人々。不思議なエロいの世界に迷い込んだようなオシャレで笑えるファンタジー映画、といったところです。

前に見たときはそんなに好印象ではなかったのですが、久々に見返したら面白かったです。時間が経つとまた違った視点で見ることができて、印象が変わるときがあるのは映画の楽しみの1つです!

本当にバカバカしい映画です。どのシーンのセットも音楽も衣装も、チープだけどオシャレでかわいいのですが、登場人物がここまでみんなおかしくて笑える映画だったとは…。初めて見たときは映画の独特な世界観にただ付いていくだけで、細かい笑いには気づけていなかったのですが、今回はしょっちゅう吹き出していました。キャンディ以外、みんなキモい!

高校で大人気の教授なんて、生徒達がみんな講義中に「キャー!!」と大歓声をあげるのですが、とても気持ち悪いおじさんで、アホらしい詩を朗読しながら常に風があたっていました(TMレボリューション的なアレ)
キャンディに一目惚れし、訳の分からないくどき文句を使って車の中にキャンディを誘い込んで襲いかかります。(このシーンの映像の撮り方はとても斬新!)
でもそのあとなぜか気が狂ってしまい、心やさしいキャンディの自宅に運び込まれて、看病されるのですが、途中でなぜかキャンディに似ている人形を見つけて襲いかかります。これはなかなかの問題シーンですが、おかしなテンションでやりきっているので、『空気人形』の板尾さんよりは清々しく笑えました。人形にのっかっている所をキャンディの家族に見られて気が動転した教授が「おくつろぎ下さい!」と叫ぶシーンは爆笑でした。あなたの家ではないし。

そして「ぼくはいい子?」が口癖のリンゴ・スターも出ています。世界のビートルズがこんなキモい役をやっていていいのでしょうか。似合ってますが…。
やぶ医者がキャンディのお父さんを手術するシーンも笑えます。患者を殺しかけて助手に逆切れしたりします。ちょっとキューブリックの映画に出てきそうな怖い医者でした。医者も看護婦も患者も全員病気のここのシーンはなかなかホラーでした。この病院のシーンと、背中に大きなコブがある泥棒が出てくるシーンは何となく『時計じかけのオレンジ』と似た雰囲気を感じました。怖いけど笑えるけど怖い…。

最後にキャンディを抱いていたのがまさかの人物で、これが一応この映画のオチなのだろうと思うのですが、これもまた結構キモいです。最初は話の流れが一応あるのですが、終わりが近づくにつれてどんどんおかしな流れになってきて、ちょっと精神世界みたいなシーンになって、最後はキャンディの願望なのか何なのか、現実ではないような終わり方で色んな解釈ができて、だいぶキモいんですが好きでした。

あとは本当に主人公のかわいさにはうっとりします…。彼女のかわいさがこの映画の魅力の半分以上を占めています。淡い色で、ふわっとしていて透けるような素材の、腰がきゅっとしていて丈がすごく短いワンピース姿なんて最高です。見ていると「女の子っていいよね…」としみじみ思っちゃうくらい素敵なんです。でもどれも現実の世界で着ている人がいたとしたら露出狂です。

前に映画好きの友達Tちゃんと「エロに関してはもっとやりきってほしかったよね」という話をしてたこともあって、確かに思ったよりエロくはないので中途半端に感じる映画かもしれないですが、「オシャレだけどバカバカしい映画」という視点で観ていくとなかなか斬新で内容も楽しめると思います。
原作はどうやらベストセラーらしいのですが、全然想像がつかないので読んでみようかと思いました。
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by pop-cult | 2011-12-05 22:59 | 外国の映画
『落下の王国』『ザ・セル』のターセム監督の新作『インモータルズ 神々の戦い』を先日観ました。1人で近所の映画館に自転車を飛ばしながら「ターセム監督の映像美の世界に、新しいギリシャ神話の世界にトリップだー!」と、うきうきしながら向かいました。しかし映画館に着くと、 そこはおっさん3人と私のみ。人気ないなー、想像以上に。なんて思っていたら、なぜか女子高生らしき2人が入ってきて、劇場内6人で不安だらけの映画の旅がスタート…。おっさんと女子高生はこの映画を観て何を感じたのだろうか… 私は… うーん。少々ネタバレもしつつ、辛口にいこうと思いますので、観るのを楽しみしている方は、この先を読まない方がいいと思います…。

ストーリーは、「世界を乗っ取ろうと考える悪者ハイペリオン。彼は昔オリンポスの神々が地底に閉じ込めた邪悪なタイタン族を解き放とうとしている。ハイペリオンに母親を殺されてしまったテセウス。彼はハイペリオンを滅ぼすことができる唯一の存在として神に選ばれる。ハイペリオンを阻止すべく神々とテセウスが立ち上がる」
…って、なんだかありがちな話です。

でも観る前は、ギリシャ神話だから難しくて付いていけないのではないかと心配してしましたが、深読みしたくても出来ないような内容の無さ…。始まってすぐに、閉じ込められているタイタン族のシーンが映ったときには『ザ・セル』の映像と近いものを感じて、「かっこいい…面白くなりそうな予感だ…」なんて思っていましたが、一向に面白くなっていかないことに驚きました。

それでも大好きなジョン・ハートが登場した時には「キャー!出てたんだ!?」とテンションが上がって、しかも全能の神ゼウス(で、合ってるかな)が、人間の世界にいる間だけ老人の姿となってるという、その老人役で妙にはまっていました。(ちなみにジョン・ハートはハリポタで杖造りのオリバンダー役や、インディー・ジョーンズ クリスタルスカルの王国などにも出演しているおじいちゃん俳優です)神だとバレないようにテセウスを見守ってるという、すごくかっこいい役だし、あの独特な声がたまりません。しかし、ゼウスが本当の姿を表すときの、安っぽいCGの演出には「この完成度、いいの!?」という疑問がすでに頭をよぎりました。

町、というか村の面白い美術には興味深々になりながらも、ちょっと先が不安になりながら見ていたら、思っていた以上にどんどん人が殺され、画面は血みどろ。ファンタジー的な要素が満載の美術や人選なのに、やけにグロテスクなシーンが多くて、一体どこに向かっている映画なのか、更に不安が大きくなってきた頃に、ミッキー・ローク演じる超悪党のハイペリオンが、村のホロコースト現場に登場。

その姿を見て、私は一人映画館で吹き出しました。
本来「怖い!!」って、ならなくてはいけないシーンに現れたのは、面白すぎる衣装を着た汚いおじさんでした。ロブスター?みたいなちょっとかわいいかぶり物で現れたそのおっさんこそがハイペリオンって…、どうして「この衣装は怖いっていうより、面白くなっちゃうから、やめた方が良くない?」って誰も言わなかったのか。
慌てて「やばい、ここ笑う所じゃないんだ」と笑いをこらえてみたけど、もう後には引き返せません。監督に、衣装に、製作に、素晴らしいスタッフを集めておきながら、全員が違う方向に向かってしまって全員の才能を殺し合ったような…そんなシーンでした。

そこから先も、とくに寝ないで観れましたが、面白くなることはなく、ちょっとしたラブシーンとかもだいぶ無意味で、なんだか残念な気持ちになりました。途中から頭に浮かんできたのは「笑わせるつもりがなく作ったキル・ビルみたいな映画だな…」でした。
やけに残酷なシーンが多くて、本来素晴らしいはずの美術や衣装や映像も、笑い飛ばせたらまだいいけど、そうじゃないし…、モヤモヤしっぱなしで、後半にはもうどうでもよく思えてきました。

1番最後にまたジョン・ハートが登場して、テセウスの息子と話をして終わるシーンはすごくかっこいいんだけど、本当に素敵だったのはそのシーンくらいでした…。なんだかもったいない。
すごく期待していた石岡瑛子さんの衣装も、あれではちょっと良さが出てなかったです。ポスターはかっこよく感じるから、きっと衣装そのものが悪いわけじゃないけど…ああ、もったいない!

ターセム監督にはぜひ「300 スリーハンドレット」の制作陣とはもう別れていただいて、次回作を頑張ってもらいたいと思いました。
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by pop-cult | 2011-11-28 23:15 | 外国の映画
アダム・サンドラーを初めて意識したのは、人から薦められて観てみた「ビッグ・ダディ」で、これが想像以上に面白くて、それ以来気になる存在となりました。「ベッドタイムストーリー」はコメディファンタジーで本当に子供向けなんだろうと、公開当時はあまり興味がありませんでした。でもアダム・サンドラーが主演なら面白いかもしれないと、最近になってDVDで観てみたらこれが最高に面白くて、その日のうちに2回観てしまうほどお気に入りになりました。

『シングルマザーの姉から子供2人を預かり、5日間面倒を見ることになったスキーター(アダム・サンドラー)。寝る前に「お話をして」と子供達にせがまれて絵本を読もうとしたけれど、弟と正反対のまじめで面白みに欠ける姉の家には、子供が面白がるような絵本は1冊もない。そこでスキーターは自分を主人公にしたお話を思いつきで話して聞かせることに。子供達はそのお話に夢中になって、自分たちも一緒になってお話を作り始める。そうして楽しい夜を過ごした次の日、そのお話がすべて現実となったのだ。』

オープニングのポップアップ絵本のアニメーションで始まって、最初からそのかわいさに持っていかれました。スキーターの父親役のジョナサン・プライスが登場して、始まって3分以内にテンションが上がりまくりでした。
そしてアダム・サンドラーはまたしても「子供がそのまま大人になったような独身男性」というはまり役。対照的なお姉さんは小学校の校長先生をしていて、子供のしつけもちょっと厳しくて、見るからにまずそうな草のケーキなんてものを作っていて「オーガニックライフ推進派」をやり過ぎてる女性に対する批判もこもっていて、視点が面白くて笑いました。その同僚の女性も車はプリウスで、その人をみて「プリウスオーラが出てるね、君」と、彼女のことをバカにしちゃうスキーター、センスあり過ぎです。
他にもスキーターが働くホテルの従業員も変人ばかり。仲良しのウェイターは、スキーターにフライドポテトを顔に投げられておでこにケチャップべっちゃりでも全然平気で、社長にもタメ口の強者です。ばい菌恐怖症で人に触れられない社長(ハリポタのバーノンおじさん役の人)もいい味でてるし、ごますり男でスキーターのライバル(ガイ・ピアーズ!?)も気持ち悪さのレベルが高くて気に入りました。ちょっと「メメント」の頃のかっこよさを思い出すと切ないくらい気持ち悪かったです…ガイ・ピアーズ。
アダム・サンドラーの面白さには期待していましたが、脇役もみんな面白いから驚いてしまいました。

とにかく笑いっぱなしの映画ですが、それでいてほのぼのしていてロマンチックでもあるんです。
現実離れした大人が何人も登場するわりに、子供達2人はとても子供らしい子供で、セリフがいちいちかわいかったです。普段オーガニック食品ばかり食べている子供達に、スキーターがハンバーガーを買ってあげて「おいしい?」と聞くと、満面の笑みで「人生変わりそう」って答えるシーンは一番のお気に入りです。はちゃめちゃな設定の中で、子供のリアルなセリフやリアクションが癒し効果になっていました。

ポップアップの絵本アニメに始まって、所々かわいい美術も登場するし、映像も良かったです。チューインガムの雨が降ってくるシーンも綺麗でした。
それにスキーターが自分が働くホテルの屋上に勝手にべッドを持ち込んで、そこでマシュマロ焼きをしながらお話をするシーンなんて、素敵すぎて「こんなとこ行ってみたいー!!」と心の中で叫びました。
ストーリーも、子供向けのわりにしっかりしていて良い話です。ちょっとしたラブもあります。少し涙を誘うシーンもあるけど、基本はコメディだから狙ってない感じが良かったです。

子供向けの映画だと思っていたけど、子供が好きな大人にお勧めの映画です。久々に私の中で大ヒットで、これは繰り返し観たいからDVD買っちゃおうと思います。
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by pop-cult | 2011-09-28 22:23 | ファンタジー映画